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Channel: Synergy LAB |シナジーマーケティング株式会社 R&D »織田 朝美
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ちょっと未来のデータを考える

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みなさん、こんにちわ。
いつの間にか研究開発グループになってた織田です。

いつもは、数字がどうのとか分析法がどうのとか言っていた私ですが、
今回は、もうちょっと大きなテーマで、データそのものについての考えをお届けしたいと思います。

最近、研究活動の一環で「集めないビッグデータ」コンソーシアムという研究グループに入り、
データ活用に関する取組をあれやこれやと論じたり、意見交換をしてます。
★東京大学集めないビッグデータコンソーシアム
http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/jp/research/dbd-conso/index.html

すごく、簡単にこのコンソーシアムのことを説明すると、
現状では、企業が私たち消費者のデータ(たとえば、購買データや会員データ)を持っているけれど、
これからは、自分自身でデータを持ち、管理し、自分にとって都合のいいデータ活用をしてくれるところに、
個人のデータを開示しますよ、という取り組みです。

たとえば、こんな経験ありませんか?
その① ポイントカード的なアプリ
最近、買い物をしたらどこでも聞かれるのが、
「弊社のアプリをお持ちですか?」‥‥‥。
いや、お持ちな場合もあるけど、一体どんだけアプリをダウンロードせなあかんねん。
と思うことありませんか?
そこで、個人で管理するシステム(PDSといいいます)を使って、
全てのポイントカードアプリをメディア(たとえば、スマホ)でひとつのPDSで管理し、
必要なお店情報と購買履歴を入力、保存。
シャンプーとか醤油とかの買い時も教えてくれるようになるかも!?

その② 既往歴
病院に行ったら、違う病院、違う科に行くたびに、「既往歴」「アレルギー」などなど
申告させられます。
私、健康な方ですが、いちいち書くの面倒だし、小っちゃい時のことなんて覚えてないし、
その病気がいつからいつまでなんて、長い人生生きてたらもう分からん!
ってなったことありませんか?
自分の健康に関するデータや医療データもPDSで管理し、
病院が違っても、自分の診療記録や既往歴を一括で閲覧することも
自分が許可すれば、他の病院と共有することもできるシステムを考え中です。

※注 上記の取り組みは、まだ構想段階です。

下記のURLでも私たちの取り組みの一部が紹介されています。
#「個人データは自ら管理」vs「匿名加工」、データ活用や企業競争を促すのはどっち?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/050700263/?ST=management&P=4

詳しいことは、こちらの学会で発表しますので、お時間があれば是非!!
※私は、別の学会がかぶっているので行けません。

    DICOMO 2015 シンポジウム
    Multimedia, Distributed, Cooperative, and Mobile Symposium.
    平成27年7月8日(水)~10日(金)
    ホテル安比グランド本館&タワー館
    「個人情報を本人が管理するPDSシステムモデル ―『集めないビッグデータコンソーシアム』における検討報告―」
    セッション 1H コンシューマシステムとM2M
    日時: 2015年7月8日(水) 13:50 - 15:30

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